シルバーアクセサリーを作る作業は楽しい

私がシルバーアクセサリーの製作を考えるようになったのは、大学卒業間近の頃。 シルバーアクセサリーの雑誌をめくりながら、「この先どうしようか」などと思っていると、 ちょうど宝飾製作学校の広告が目に飛び込んできた。 どうやら、シルバーアクセサリーやジュエリーの作り方を教えてくれるスクールらしい。

「シルバーアクセサリーって買うと高いし、自分で作れば安上がりになるな。」と思い、軽い気持ちで説明会に参加。 学校見学に行くと、シルバーアクセサリーを作っている人達の顔が楽しそうだったので、 「自分もここに入りたい」という気持ちがますます強くなった。

学校に入ればすぐにシルバーアクセサリーを作れると思っていたが、世の中そんなに甘くない。 シルバーアクセサリーの製作は、まず、市販工具の手直しから始まる。自分仕様に工具を加工するのだ。 これをやっておくと、シルバーアクセサリーの製作効率が格段に高まる。 作業しやすいということは、仕上がりも良くなるということだ。第一線で活躍する職人達は皆、自分用の道具や工具を持っている。

シルバーアクセサリーの製作道具が一通り作れたら、次は実際の加工だ。 しかし、ここでもシルバーアクセサリーは作れない。使うのは銅板。 銀は高価なので、最初は銅板で基礎の練習を行う。 「早く銀を使いたいなぁ。」と思いながら、せっせと銅板を切る日々が続いた。

シルバーアクセサリーが作れるようになったのは、学校に入学した数ヶ月後から。 シンプルなリングから始まり、石をセットしたシルバーアクセサリーや、自分でデザインしたものなどを作った。 授業では、鋳造作業による製作も経験した。

シルバーアクセサリーの製作に慣れてくると、友達へのプレゼントなんかも作ったなぁ。 あのシルバーアクセサリーは今でも使ってくれているだろうか。良い作りのアイテムではなかったけれど…。 自分用に作ったものは今でも気に入っていて、たまに身に着けることがある。

シルバーアクセサリーを作っていて一番苦手だったのが、デザイン画の授業。 シルバーアクセサリーの製作実技は好きだったけれど、デザイン画の時間だけは最後まで馴染めなかった。 なので、私は商品を作る時、デザイン画を描かない。描かないというよりも、描けないという方が近いか。 出来上がるまでの工程を頭の中でシミュレートして、それから製作に取り掛かるのだ。

課題になっているシルバーアクセサリーを製作したり、バイトしたりといった感じで忙しい毎日だったけれど、 日々の生活にハリがあって、非常に充実していた。シルバーアクセサリーを通じて仲間もできたし、本当に良かったと思う。

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