なぜ通販で買うのですか
通販生活を出版するカタログハウスの社長が著した通販本です。 著者の通販人生が詰まった一冊です。通販の仕組みみたいなものも知ることができます。 通販生活で扱っている商品を実際に例に出しながら、通販の歴史や著者自身の人生について綴っています。 「通販生活の宣伝やん」などと穿った見方をするのは勿体無いくらいの内容です。
通販生活を知らない人の為に一応説明すると、 通販生活というのは数多くの通販好きに支持されているカタログ形式の通販雑誌です。 通販のカタログというのは大抵無料なんですが、通販生活は有料です。 三度の飯より通販が好きだという通販マニアであれば、一度くらいは通販生活のお世話になったことがあるのではないでしょうか。
通販生活のルーツは明治時代にあり?!
通販雑誌を有料で販売するという、通販生活に近いスタイルが既に明治時代に存在していたというのが驚きですね。 当時の通販カタログは文明開化色が濃くて、アメリカの通販雑誌から影響を受けていたようです。 明治の通販カタログが衰退した理由について述べた部分は、通販雑誌の裏事情を知っている著者ならではという感じがします。 この章は、通販カタログの原点みたいなものが分かるような内容になっています。
通販で火がついたルームランナー
通販でヒットしたルームランナーを例に出しながら、通販が商売として成り立つようになった理由や背景について語っています。 ルームランナーの通販を思いついたのって著者なんですね。ルームランナーをキッカケに通販で儲けていた著者ですが、 ある商品の通販を手掛けたことで人生が暗転、新聞を利用した通販から撤退することになります。 通販生活の出版に影響を与えた、その失敗談についても記しています。
通販は新聞からカタログの時代へ
通販カタログが主流となった80年代近辺の通販事情が書かれています。通販で女性服を扱うようになったのがこの頃なんだそうです。 通販にはあまり適さないように思える服が、通販カタログの主役になれた理由は何か?ということについて述べています。 私は通販で本とかCDなら買いますけど、まだ通販で服を買ったことはないですね。 通販だと試着できないんで、なんとなく不安なんですよね。 通販で服を買うことに抵抗無い人って結構いるんだろうか?ネットショップの通販でもアパレル関連って多いですからね。
通販生活を創刊
通販で物を売るカラクリとか、著者の通販哲学みたいなところに触れています。通販生活の原点はここにあるんだと思います。 通販生活が持っている、通販ビジネスのノウハウを凝縮するとこういう形になるのでしょうね。 競合ひしめく通販業界で通販ファンの心を掴み、不動の存在感を維持してきた通販生活の秘密を垣間見た気がします。 通販に対する並々ならぬ信念すら感じる内容です。通販生活から引用した商品コピーとか読んでいると欲しくなってきますね。 さすが通販生活、商売がウマイなぁ。というか、私が影響されやすいだけか…。
通販が信頼される条件
通販と消費者間の信頼関係についての話です。通販だけでなく、全ての企業に関係するテーマだと思います。 通販って相手の顔が見えないから、利用者としては安心できる通販会社を選びたい。 通販という広告ありきの商売が、消費者から信用されることは容易ではなく、通販生活も色々苦労してるんだなぁということが分かります。 通販も含めた営利組織にとって、この章に書かれていることは微妙な問題だったりするだろうから、 積極的には触れたくないという人が多いでしょうけど、著者は敢えてそこに切り込んでいます。
通販が果たす役割
通販生活が行っている環境対策のことから始まって、通販のあるべき姿へと話は展開していきます。 通販が循環型社会に適した商売だという話が特に印象的でした。 通販生活がたくさんの人に支持されている理由が分かったような気がします。